【海外駐在実録】中国現地法人で年商1.6億円を達成したアパレル営業の実践とは

目次

はじめに|なぜ中国現地法人に出向したのか

東証一部に上場している繊維商社へ入社して6年目の時、日本国内のアパレル市場が縮小する中、私は「これからは世界に向けて商品を売るべきだ」と強く感じていました。
その思いを当時の社長に直談判し、2011年5月、当時働いていた繊維商社の中国現地法人に出向することとなりました。


中国市場でのアパレル営業とは

中国企業への企画販売・生地提案

現地では、婦人服の企画販売や、日本の生地を活用した商品提案・生産管理に従事しました。
中国アパレル企業への新規営業を続けた結果、2013年には年間売上高約1億6,000万円(日本円換算)(予算比160%)を達成することができました。

世界最大級の生地展示会への出展

上海で毎年開催される世界最大級の生地展示会であるインターテキスタイル上海にも出展し、日本生地の魅力を現地バイヤーに伝える活動にも注力しました。


現地でのマネジメントと組織運営

中国人スタッフとの関わり方

現地では、中国人課員8名のマネジメントも担当しました。
異国の価値観を尊重し、一方的な指示ではなく、「共に考え、共に動く」姿勢を大切にしていました。

予算達成のために重視したこと

現地の市場特性、スタッフの強み、顧客ニーズを総合的に考慮し、チームで成果を追求。結果として目標の160%を実現できたのです。


工場監査と生産トラブルへの対応

大手小売店向けの婦人服を生産する工場の監査立ち合いや指導、トラブル対応にも携わりました。
特に、日本本社からのSOSで現場に赴き、即時対応・品質改善に尽力しました。


中国での実務から得たビジネスの学び

この経験を通じて、以下のような学びを得ました:

  • 海外での信頼構築には「誠実さと柔軟さ」が何よりも重要
  • 言語や文化の壁よりも、「共通目的」を持つことが組織力になる
  • 海外でこそ「日本品質」が評価される場面がある

おわりに|今後海外ビジネスを目指す方へ

もし、これから海外市場に挑もうと考えている方がいれば、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
現場には常に“リアル”があり、トラブルも成長のきっかけになります。

次回は「中国で信頼関係を築くために意識していた5つのこと」をお届けします。

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