【中小企業の販路開拓】ジェグテック(J-GoodTech)とは?中小企業診断士がわかりやすく解説

新しい取引先を開拓したい。

共同開発できるパートナー企業を探したい。

大手企業や海外企業との商談機会を増やしたい。

このような課題を抱える中小企業におすすめしたいのが、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が運営するビジネスマッチングサイト「ジェグテック(J-GoodTech)」です。

ジェグテックは、日本全国の優れた技術や製品・サービスを持つ中小企業と、大手企業・海外企業・公的機関などをつなぐ公的なビジネスマッチングサービスです。

今回は、中小機構が公開している資料をもとに、ジェグテックの特徴や活用方法をわかりやすくご紹介します。


目次

ジェグテック(J-GoodTech)とは?

※出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック ニーズ作成ガイド Ver.1.2」より引用

ジェグテック(J-GoodTech)は、中小企業基盤整備機構が運営するビジネスマッチングサイトです。

登録企業は、

  • 新たな取引先を探す
  • パートナー企業を募集する
  • 共同開発先を探す
  • 海外企業とマッチングする

など、様々な目的で活用できます。

また、中小機構や自治体、海外政府機関などから推薦を受けた企業が登録されていることも特徴の一つです。


■ 筆者コメント

私は中小企業診断士として販路開拓支援に携わっていますが、新しい販路や協業先を探す際には、「どこで探すか」が重要になります。

ジェグテックは全国規模で企業を探すことができるため、新たなビジネスチャンスを広げる有効なツールの一つだと感じています。


ジェグテックでできること

公開資料によると、ジェグテックには大きく2つの機能があります。

ニーズを探す

企業が公開している

  • 加工依頼
  • 調達案件
  • 共同研究
  • 事業連携

などの案件を検索し、自社から提案できます。

ニーズを発信する

自社が探している企業を募集することもできます。

例えば、

  • 加工委託先
  • OEM先
  • 共同研究先
  • 販売代理店

などを募集できます。

なお、自社PRや営業目的のみの掲載はできません。


ジェグテック利用の流れ

※出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック ニーズ作成ガイド Ver.1.2」より引用

ジェグテックでは、一般的に次の流れでマッチングが進みます。

① ニーズを登録

② ニーズを公開

③ 提案を受ける

④ 商談

⑤ 協業・企業連携

単なる企業検索サイトではなく、商談・企業連携までを見据えた仕組みとなっています。


■ 筆者コメント

販路開拓は「企業を探す」だけでは成果につながりません。

商談につながる仕組みが整備されていることが、ジェグテックの大きな特徴だと思います。


ニーズは4つのカテゴリーに分類される

※出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック ニーズ作成ガイド Ver.1.2」より引用

公開資料では、ニーズは主に4つに分類されています。

加工・業務発注

加工委託先や外注先を募集する案件

調達

新たなサプライヤーを募集する案件

共同開発・研究開発

新技術や新製品を共同開発する企業を募集する案件

事業連携

販売提携や新規事業パートナーを募集する案件

自社の目的に応じてカテゴリーを選択することで、より効果的なマッチングが期待できます。


良いニーズを作るポイント

※出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック ニーズ作成ガイド Ver.1.2」より引用

中小機構では、提案を受けやすいニーズを作成するため、次の内容を具体的に記載することを推奨しています。

  • 募集する背景・目的
  • 求める企業像
  • 必要な仕様
  • 数量
  • 品質条件
  • 納期
  • その他の条件

また、写真や図面などを添付することで、より具体的なイメージを伝えることができると紹介されています。


■ 筆者コメント

私も企業支援を行う中で感じるのは、「何を求めているのか」が明確な企業ほど、良い提案を受けやすいということです。

募集内容を具体的に整理することは、商談の質を高める第一歩になります。


ニーズ作成時の注意点

公開資料では、次のような点に注意することが示されています。

  • 機密情報は掲載しない
  • 特許情報には十分注意する
  • 条件はできるだけ具体的に記載する
  • 添付資料を活用する
  • 公開期間を適切に設定する

公開情報と社外秘情報を整理した上で活用することが重要です。


ジェグテックを活用するメリット

ジェグテックを活用することで、

  • 全国の企業とのマッチング
  • 新規取引先の開拓
  • 共同開発の機会創出
  • 販売パートナーの募集
  • 海外企業との商談

など、多様な可能性が広がります。

中小企業にとって、公的機関が運営する安心感も大きなメリットの一つです。


まとめ

※出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック ニーズ作成ガイド Ver.1.2」より引用

ジェグテックは、企業同士をつなぐ公的なビジネスマッチングサービスです。

重要なのは、単に登録することではなく、自社が何を求めているのかを整理し、適切なニーズを発信することです。

販路開拓や共同開発、新たなパートナー探しを検討している企業は、ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか。


参考資料

  • 独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック(J-GoodTech)」公式サイト
  • 独立行政法人中小企業基盤整備機構「ジェグテック ニーズ作成ガイド Ver.1.2」

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